《 TCSは今期H1Bビザの申し込みをしません。 》
20009/7/18 The Hindu Business Line(印)
タタ・コンサルタンシー・サービシズは、より多くの仕事をコストが安いインドや中国のような国で行なうように、そのビジネスのシフトに注力するため、シングルH1Bビザの申請をしません。
さらに、この会社ではすでに有効なH1Bビザを持っている従業員が、インド国内と海外に約18,000人いる、と副社長でグローバル人事部門トップのエイジョイ・ムカジー氏は言います。
TCSはオフショアリングの売り上げを増やすため、6月30日までの四半期に海外にいるスタッフを1,000人以上配置転換しています。この配転は、この会社の利益に対し、約0.95%のポジティブインパクトとなっています。
彼によると、スタッフをインドに戻すことは、TCS、及びその顧客や従業員にとっては有益なことです。「あなたが仕事をオフショアへ移すなら、顧客の総コストを減らすことができます。それはオフショアの地から提供すれば、利益は明らかに高くなるので、TCSにとってはメリットのあることです。従業員にとっても、彼らの本国でより多くの仕事が得られることはいいことです。」とムカジー氏は言います。
呼び戻された人は米国、欧州やアジア太平洋の中心に駐在していました。
「営業の人間ではなく、実際のプロジェクトやサービスの提供に関わっている人です。顧客の場所からその業務をする代わりに、現在ではインドで行っています。」と彼は言います。TCSでは、オンショアにいる仕事と人材を移す余地がまだあるとみています。
【 今日のキモ 】
昨年のリーマンショック以降、IT需要も大きく影響を受けています。
特に欧米の顧客は、コスト削減を一層強化させており、プロジェクトの延期などに加えて、オンサイトのエンジニアの活用から、オフショアプロジェクトへの移行を進めています。
一方インド側の企業にとっても、オンサイトのエンジニアは、インドにいるエンジニアに比べてコストがかなり大きくかかるため、彼らをインドに戻し、オフショアプロジェクト化することで、受注金額の減少以上にコスト削減ができると言うメリットがあります。
つまり双方にとってメリットがあることですので、この流れは今後も強まっていくことでしょう。
そのことで、今期はH1Bビザの申請の必要がなくなった、ということのようです。
インド・ビジネス・サポートのIJC


