2005年12月12日

IBMのインドからの遠隔オフサイト・コンサルティング・サービスの計画は、品質の低下をもたらすのか?

【 今日の記事 】

《  IBMのインドからの遠隔オフサイト・コンサルティング・サービスの計画は、品質の低下をもたらすのか?  》

             2005/12/11    IndiaDaily(米)


 インドでの業務を行うと、お金の節約はできますが、品質の低下もあります。欧米の企業は品質を犠牲にしても低コストを享受し、帳簿上でいい成績を出しのを好みます。デフレ環境下で、インド人が1/3の価格でいろいろなものを生み出していくならば、何が心配なのか。品質低下が及ぼす問題は、それが長期間にわたってインド人など世界中の人々の生活の質を低下させるということです。しかしソフトウェアのバグ、混乱した開発や、管理やコードに関するドキュメントの欠如といった問題はインドだけでなく、どこでも見られる問題です。極めて重要なソフトウェアは、アウトソーシングすることは危険です。ソフトウェアのバグや不正確さ何年もたってから表面化します。欧米のソフトウェアのインフラはY2Kのような形で作られています。わからなくて個別的であるということが問題であり、危険なのです。


 それでもIBMは、インドからの遠隔オフサイト・コンサルティング・サービスを計画しています。メディアからの情報によると、多国籍IT大手のIBMは2006年から遠隔オフサイト・コンサルティング・サービスに参入する計画です。


 「我々は2006年から世界中の顧客に向けて、オフショア・コンサルティング・サービスを始める計画です。」とIBMグローバル・サービス・インディアのアミタブ・レイ取締役は言います。


 「この点で、我々はSAPの設定や戦略的ソリューションなどの各種ソリューションを、インドから世界中の顧客に遠隔で提供していきます。」とも語りました。


 レイ氏はIBMはすでにほとんどのアウトソーシング・サービスを提供していると言います。IBMグローバルは、世界30ヶ国に5万人以上の専門家がおり、500億ドルを売上げる、アウトソーシング・サービスに関するアプリケーションの世界最大手です。


 インドは世界の4ヶ所の拠点の中で最大のものです。米国内4ヶ所以外には日本、中国とイスラエルの3ヶ所です。


 IBMは公式に、インドは多国籍企業にとっては活気があり、すばらしい場所だと言っています。


 「2003年には、インドの社員数は9千人で、2004年には2万3千人になりました。5万人をこえる米国以外では、2番目に多い国となりました。


 しかしながら会社では現在の人材の増強については、明らかにしていませんが、今後については楽観的な感じを持っています。


 ベンガル地方の状況について聞かれた時、レイ氏は人数については明かしていませんが、会社としては継続的に需要に合うように場所の確保をし続けていると答えています。現在コルカタにあるIBMは全体で30万平方フィートある場所で、業務を行っています。


【 今日のキモ 】

 インドに限らずアウトソーシングの問題は、問題が表面化するまで時間がかかることが多いため、その場合開発者が社外では、詳細に、また早急に追えないことがあることです。

 とは言いながらも、コスト削減のメリットを享受し、企業の発展を追及する場合に、アウトソーシングを使う前提で、品質の問題を最小化するようなやり方を追及する必要があります。

 IBMはこの点で、インドからの遠隔コンサルティングをひとつの柱にしようとしています。

 たとえばSAPの導入や設定でも、継続的なコンサルとフォローが必要であり、それをインドから行うことで、価格的にも使いやすくする戦略のようです。

 ソフト開発やコンサルティングの分野でも、低価格で長期間フォローできる体制は今後重要なことでしょう。
 
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posted by Katsuhiko Doi at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 05年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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