2005年12月13日

人材の不足がオフショアリングを脅かす。

【 今日の記事 】

《  人材の不足がオフショアリングを脅かす。  》

            2005/12/12 VNUNet.com(蘭)


 コンサルティング会社のマッキンゼーとインドのIT関連団体であるNasscomによると、インドのアウトソーシングを行う会社は専門のスタッフが50万人不足すると見られています。


 このレポートではインドはオフショアリングの成功により、2003年から2005年の間にこの分野で年30%の成長を達成し、今後5年でさらに年25%成長すると見込まれています。


 マッキンゼーは、多くの欧米の会社が始めてアウトソーシングに取り組むようになることで、この成長がいわゆる「人材争奪戦」を増幅させるだろうとみています。


 このコンサルタント会社では、潜在的な世界のオフショアリングの3,000億ドルの市場の中で、現状はそのわずか1/10程度であると見積もっています。このうち最も成長するとみられる分野は、医療、保険や研究といった高付加価値のサービスです。


 マッキンゼーは、労働力不足がITオフショアリングで先頭を行くインドに対する重大な障害となるだろうと述べています。


 この業界は現在100万人を雇用しています。その1/3はコールセンターのような、ビジネス・プロセス・アウトソーシングに携わっています。マッキンゼーは、この数を2010年までには230万人にまで増やす必要がある、と予測しています。


 マイクロソフトやJPモルガンによるこの地域への投資の計画、というニュースがありました。マイクロソフトは今後3,4年で3,000人も増強し、一方JPモルガンは2007年までに新卒者を4,700人採用する計画です。


 インドのアウトソーシングのリーダーであるタタ・コンサルタンシー・サービス、インフォシス・テクノロジーズやウィプロは、あわせて月に1,000人の若者を採用しています。


 この成長率は、オフィスのスペースにも大きな影響を及ぼしています。この不足はバンガロール、ハイデラバード、チェンナイ、ムンバイやニューデリーですでに顕著になっています。



【 今日のキモ 】

 インドへのオフショアリングは、記事にあるように相当な勢いで伸びています。

 その目的は、コスト削減であり、最近はこれに優秀な人材の確保という要因が加わっています。

 ですが、この流れが進み、ある程度の予想はされていましたが、インド国内での人材不足が話題になり始めています。

 25歳以下の人口で、世界一を誇るインドですが、もうこのような状況になりつつあります。

 主に言語の問題で、この「人材争奪戦」には、正面から参戦できませんが、日本の製造技術力と、親日的なインド人の感情で、なんとかインドへ親日本な人脈を築いていくべく、力を入れていくべきでしょう。

 またこのことがインド市場へ食い込むことにも、必ずや役立つことと思います。
 
             有限会社アイジェイシー・トップページ


posted by Katsuhiko Doi at 08:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 05年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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