2018年01月16日

終わりよければ

ソフト開発や業務委託など、インド企業に何かを発注した場合、その企業と長く付き合うことを考えるなら、仕事の終わり方が大事になります。

誰もがそうしたいと思ってますが、実際には仕事のアウトプットの一部に不満な点があったりして、なかなかそうはならないものです。

不満な点としては、仕様変更に起因する考え方の違いもあるでしょうし、請負範囲や合格基準の認識の違いに起因することもあります。

インド企業はどんな仕事でも貪欲にやろうとしますが、一方で一度いやだと思った顧客との仕事には一気に冷たくなったり、条件が悪くなったります。

それは、インド国内や世界でいろいろな変な顧客と仕事をした経験から来るのでしょう。

嫌な終わり方をした相手から次の仕事の依頼があったとして、仮に仕事を受けるとしても、見積条件を厳しくしたり、受けた後も表面的な仕事だけで、見えないところへの気遣いや特別サービスなんて事は望むべくもありません。

ですので、終わり方に気をつけて最初からしっかりと業務設計、契約する事はもちろんですが、最後の最後でどうせ終わらなければならない段階では、多少不満があっても「これでこの仕事は検収です、有難うございました」などと、すっきりしたメッセージで終わりたいものです。

自分を仕事を受ける立場に置いて考えてみれば、その一言が次回以降その顧客に対してどういうモチベーションになるかわかるでしょう。

そういった終わり方で仕事を続けていくことで、我々も相手側も受発注スキルが上がってきます。

そのインド企業とそれ以後も付き合うのであれば、終わり良ければ、長い目で見てその発注側企業の利益に必ずなります。
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2017年12月21日

気楽に始めてみるメンタリティ

先日、知り合いのインド人から貿易会社を始めたという連絡をもらった。

貿易会社を始めるというのは、以前にも別のインド人から連絡をもらっており、インド人に多いパターンです。

日本のインド・レストランのインド人オーナーの多くも貿易も兼業していることが多いです。

まぁ、貿易会社と言っても、売り手と買い手のマッチングと手続き代行業のようなもので、資本はいらず人脈さえあればいいので、簡単に始められるののも利点です。

ですから、気楽に始めます。

この気楽に何でも、まず始めてみると言うのが、インド人のメンタリティで、彼らのたくましさを示すもののような気がします。
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2017年12月12日

まず完成させ、改善していく

先日ある特殊な技術を使ったソフト開発で納品があったのですが、顧客と相談して、いくつかインド企業への是正依頼を行ないました。

インド企業も、特にITの分野では、対応のスピードは年々上がってきています。

最近特に感じるのは、最初から完璧は目指さず、とにかく早く納品し、改善依頼に対して対応することで仕上げようとする姿勢です。

これは結果的により早く仕上げる事ができるし、早くチェックできることで、日本側の顧客満足も高いように思います。

この流れでは、発注する日本側としてはチェックする負荷は増えるのですが、チェック力と、そのスピードが問われる状況になってきています。
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2017年12月05日

経営理念をシェアしておく

インド人は怒られたり、非難されると必ず言い訳し、自分を正当化しようとします。ですので、指摘しなければならない時は、相手でなく仕事に焦点を当てることが大事です。

こういう背景ですから、インド人パートナーへは良い点をほめながら、問題点も指摘していく方が好循環を生みます。

でも、必要以上にほめると、自分の貢献に対して報酬が少ないと言う不満を助長させることになるので、その加減が大事です。

それで、インド人従業員にも共感できる経営理念を確立し、彼らと普段からその考え方を共有できるようにしておくことです。

インド人は基本的に自分のサラリーが第一ですが、社会貢献にも想像以上に意義を見出してくれます。この点を踏まえ、共有する経営理念をたてましょう。
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2017年11月29日

インド企業はトップダウン

インドの企業はトップダウンで、トップの力が強い。これは、トップ次第でスピード感を持って、事業推進、経営改革ができるというメリットがあります。

しかし、下の社員は、上の意向を気にしすぎて、自分から提案しない傾向があるように思います。

ちょっと難しめの引き合いをした時に、担当者(中間管理職)は「それはウチにはできない」と言い、チャレンジしてみようとしないことが多いように思う。会社(トップ)の指示にない、余計な事はしたくないようです。

この点、企業オーナーの考え方は全然違います。自分が社長で、会社の収益が自分の収入に直結するから、目の前の仕事は何としても取ろうとします。やったことないことでも、「それはできます」とすぐに言います。

これはこれで危険なこともありますが、チャレンジしない姿勢よりは良いと思います。

この点でも、インド企業との交渉においては、なるべく上位の職階の人と話をすることが大事になります。

こうした傾向を心得て、適切に機能分担を考え、インド企業と付き合っていくべきでしょう。
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2017年11月24日

柔軟に対応できる国インド

当社は私一人の会社ですが、それが成り立つのは、仕事に応じて、それができるインド人を探してチームを組むというやり方だからです。

インドの個人事業主や小企業者はいろんな仕事に柔軟に対応しようとします。それで、できる人を集めやすい環境があるからです。

今、サウジアラビアの仕事をしています。これまでドバイの仕事はしたことがあるのですが、サウジの仕事は初めてです。

それができるのも、サウジにコネがある人を見つけて、彼と組むことができたからです。

仮にやったことのない仕事であっても、それができる人と組んで実行する体制をとることで、基本的にどのような仕事でも対応できるようになります。この点がインドビジネスの醍醐味です。
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2017年11月15日

チーム作りとマネジメント力

インドは人のつながりで仕事を見つけ、こなしていく社会で、そのつながりを作るためには時間が必要になります。

インドビジネスでは、組むパートナーが大事で、それにはそのパートナーが持つ人脈も含まれます。

その人脈の質、量や将来性を計るには、まず何か頼んでみることです。

そのような場合に、人を使った見積をくれるところの方が、自分でやる見積を出す人より、だいたいにおいて役に立つ場合が多いです。

自分でやる見積をくれる人もその仕事では良いけど、将来の応用力が全然違いますね。

私も以前、そうした人は「手配師」と呼んでバカにしていたこともありました。

でも、インド人と付き合っていくうちに考えが変わりました。

これからは特に、仕事を完成させるのに必要な人を探してきて、そのチームをまとめていく力が大事になってくると思います。

仮に自分に何か特別な専門性がなくても、上記のような人材のマネジメントができれば、世界で戦えると私は思います。
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2017年11月13日

ソフト分野での人材の厚み

日本の製造業の強みは、さまざまな高度な素材や部品を作れる企業が国内に集積していることです。

これにより、さまざまなアイデアを具現化でき、新製品開発も容易になります。

これがあるから、マザー工場や研究・開発拠点は日本に残るのです。

一方、ITを含む広い意味でのソフトの分野では、インドにはいろいろな技術やスキルをもった人材が豊富にいます。

したがってインドは、これらの人材を組み合わせて、さまざまな問題に対してソリューションを得やすい環境にあると言えます。

しかもこうした人材は、必ずしも企業に縛られてなくフリーランスの人も多いので、柔軟にプロジェクトを組みやすいメリットもあります。

ソフト面でさまざまな新サービスが求められるこれからの時代、こうした人材の厚みと流動性は、必ずやインドの強みとなるでしょう。
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2017年11月09日

連絡が取れる人であること

最近、新たに仕事の引き合いを出したインド人がいます。彼は、しゃべりが饒舌で、明るい人です。

しかし、おとといまでに出すと言っていたものが昨日になっても出ないので、メールしたが返事がないので、チャットでコンタクトした。

すると、予期しないトラブルがあって、その解決にもう少し時間がかかっているということでした。

インド人との仕事において、連絡が急になくなった場合、まずい事態になっていることが多い。

そうした時は、時間を置かずにこちらからコンタクトし、状況を聞いて前向きに善後策を指示し、相手は責めないことが大事です。

それを繰り返していくうちに、まずいことでもすぐに連絡をくれるようになります。

インド人との仕事では、連絡を取りたい時にすぐ取れる人であることが絶対的に重要なことです。連絡が取れなくなることが時々ある人は絶対にダメです。
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2017年10月19日

長く続けることをまず考える

「次はインドだ」と言われて、もう1下年位にはなるでしょう。

日本企業のインドへの興味は大きくなって入るのですが、進出ラッシュとまではいかないようです。

数年前、インド進出を検討しようということで、私に連絡くれた人の中で、行ったけど結局撤退という会社のありました。

そういう会社を見てると、インドでネットワークを作り、一定の地位を築くまで待ちきれなかったと感じます。彼らの多くは中小企業や個人の起業家です。

インドはやはりネットワーク社会ですので、そのネットワークを広げるのにある程度の時間が必要になります。

それでインドで成果を出すためには、まず少ない資金で長く事業を続けることを考えて計画しておくべきでしょう。
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2017年10月16日

スキルを見極める

先日あるインド人から、「自分に仕事をさせてくれ」というアプローチを受けた。

そのインド人は、他の日本の中小企業からもインド国内での業務を請け負っているということでした。

性格も良さそうだし、小さな仕事(販路開拓)を頼んでみました。

そしたら、開拓した数と開拓先の質の両面で、全然ダメでした。

これは、今委託しているという他の日本企業も苦労してるだろうな、と思いました。

その人は、少し日本語ができるし、人あたりは良いので頼んでいるのでしょうが、ちょっとうまくのせられてる感じがしました。

「良いインド人と知り合えた」と思っても、冷静にスキルを見極める事が大事です。
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2017年10月11日

幹部のレベルが人をひきつける

先日、インド人の古い知り合いから連絡がありました。

その人はIT技術者ですが、今は会社を替わっていました。

会社を替えた理由は、前の会社の幹部にあったようです。

会社幹部とそりが合わないとかいうのではなく、もっと優秀な幹部がいる会社に移りたいと言うことだそうです。

つまり、優秀な幹部のいる会社に移った方が、自分の将来はキャリアや給与の面でより豊かになれると考えているようでした。

彼曰く、このような思考で会社を移るインド人は多いそうです。

あるいは、それなら自らがトップになった方が良いという発想になるそうです。

優秀なインド人を社員にしたいと思えば、単に待遇を良くするだけではなく、トップ自らが研さんして、その優秀さを部下にアピールする努力も大事だと感じました。
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2017年10月06日

チェックし改善しながらゴールに到達する

先日、仕事を委託しているインド人からの中間アウトプットについてチェックし、改善について話し合いました。

インドと付き合い始めたころは、納期に納品されたものを見て、驚いて作業のやり直しとなるパターンでした。

あのころは、納品されたものを見るのが怖かった。

しかし今では、その問題はほぼ解消されています。

多くのインド人はチェックされ、指摘された所を、その通りに改善することで、効率的な作業をしようとしているとわかったからです。

なるほど、最初から完璧にしようとするより、トータルとして効率的にゴールにたどり着ける方法です。

こちらとしても、この方法だと、先が見通せるので、計画がたてやすいのです。

インド側からのアウトプットは最初から望むものは出てこないという前提で、チェックポイントを設け、改善しながら、最終的に納期内に仕上げるという考え方とスケジューリングが大事です。
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2017年09月29日

ビジネスにおけるチップ

チップの制度は、インドにもあります。

この点で、インド・ビジネスにもチップの精神はあります。

ある固定金額契約での営業の仕事で、最終局面を迎えつつある案件があります。

先日、その件で仕事をしてもらっているインド人から電話があり、「最終的に契約が取れたら、コミッションもらえないか顧客に話をしてみてくれ」というものでした。

私は、「そういうものは契約にないから、顧客にそうした義務はない。ただ、話だけは入れておく」ということにしました。

依頼してきたインド人も、お金取れれば儲けものという程度の話です。

ビジネスにおけるチップは、満足いく仕事であっても払う必要はないのですが、もしそれをお金という形で表現できるなら、それは最高の表現方法である事は間違いないでしょう。

長い付き合いをしたいと思う場合は、少額でも払ってあげれれば、次からも頑張る事は間違いないでしょう。

契約にないことですから払わなくても気にする必要はありませんが、「仕事に満足している」という気持ちは何らかの表現で伝えておくべきでしょう。
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2017年09月25日

インド人から信頼を得るには

インド人から信頼を得るためには、誠実にとかいろいろあります。

中でも大事なのは、金払いの良い事です。

金額の大きさはあまり関係ありません。

できるだけ早く、確実に払うということを続けていけば、間違いなく信頼は得られていきます。

仕事をやればその後すぐに、確実にお金を払ってくれる関係というのは、何より安心感と信頼感を与える事ができます。

そうすると、いろいろなムリも聞いてもらえる関係になります。

こちらがインド側へ売り込みたい場合も、基本的に同じ考え方です。

すなわち、売った後のフォローやつながりがずっと続き、困った事があればいつでも対応してあげるような関係を作ることです。

そうすれば、インド人に安心感を与える事ができ、それが信頼感につながります。

「安心感」を感じてもらう、これが鍵です。
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2017年09月13日

返事を確実に入れる

日本人から「インド企業へ商品等に関する質問や見積依頼などをしたけど回答ないので、聞いてみてくれ」という依頼が時々あります。

一方インド企業からも、日本企業(主に買い手)の担当者宛に「連絡してるのだが返事がないので、聞いてみてくれ」というのも結構あります。

連絡してみると、その多くは「もうそのインド企業は必要なくなったので...」、とうものでした。

日本人から見ると「インド企業は返事をくれない」という意識を持つ人は多いのですが、逆の不満もかなりあるということは知っておいた方がいいでしょう。

用事がなくなったら、「もう必要ないので、また次回に」程度の返事は入れてあげるようにするべきです。

日本企業の大きな強みは、「品質の良さ」に加えて「行儀の良さ」だと思われているので、そのイメージが損なわれたら大きな競争力のダウンになります。

メールへの返信は、できるだけ早く確実に入れるようにすべきです。
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2017年09月07日

海外ビジネスが得意な司法書士

先日、依頼したいことがあって司法書士の方とお会いしました。

司法書士の方とまじめに話したのは昨日が初めてでしたが、司法書士にも企業法務、特に海外ビジネス関係を得意としたなどという専門分野分けがあるとは知りませんでした。

そして、やはり、そうした事務所は今忙しいそうです。

先生は、アジア各国にもしばしば行ってるようです。

司法書士は弁護士に比べて敷居が低いんでしょうから、気軽に相談できるメリットはありますね。

そういうことなら、今後何かしら協業していける機会があれば良いのですが。
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2017年09月05日

可能性の国

インドに関わる仕事をするようになると、当然誰かインド人と知り合います。

そのインド人のつながりから誰かまた別のインド人を知るようになります。

そのようなネットワークの広がりの中で、自分にお金、人脈、知識、技術、あるいはネームバリューなどのなかのどれかがあると、それを目当てにインド人からいろいろな事業の提案を受けるようになります。

これには真剣なものから思いついたアイデアをまず投げてみるという程度のものまで、いろいろあります。

いずれにしても、たまにはチャンスが目の前を通過していきます。

日本人の側も、その中でいいものを見つけ、たとえこれまでの自分の専門分野と違うものであっても、スピーディに取り入れてみるという姿勢が大事です。

そういう姿勢があるなら、インドにはいろいろな可能性があります。
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2017年08月31日

インド人の社会貢献意識

インドには、成功者や金持ちは貧しい人や恵まれない人のためにお金を使うという習慣があります。

また、自分の金を社会にも貢献しようと言う意識もあります。

私がこれまで会ったある程度お金を持ってるインド人の中で、ケチと感じた人はいません。

ただ、そういう成功者でもビジネスでは少しでも儲けようとしますが、それはその結果社会を良くすることに貢献したいという意識もあるからです。

単にお金を儲けて良い暮らしをしたいというのは、まだ成功していないインド人の場合です。

ただそんな彼らでも将来そうありたいという意識は持ってます。

私はそれを知ってから、ビジネスの上での駆け引きにも余裕を持って対峙することができるようになりました。
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2017年08月24日

インド人幹部候補の採用

当然ですが、インド人は皆全く違うし、それぞれ得手不得手があります。

日本企業のインド進出で、「日本国内でたまたま知り合ったインド人を入社させて、将来のインド進出に備える」という会社は多いです。

この場合、日本の文化をある程度知っていることや日本語ができるというメリットはあります。

しかし、将来のインド法人の幹部にしようというのであれば、最も大事な要素、すなわち営業力=人脈力の考慮が抜けている気がします。

私が多くのインド人を見ていて、この営業力、人脈力については、個人差が大変大きいのです。

そしてこの点は、インドで商売する時には最も大事な点なのです。

日本文化は教えれば、ほとんどのインド人にはわかってもらえるようになります。

しかし営業力と言うのは、個人の性格や経歴による所が大きく、後で教えて簡単にできるようになるものではないと思います。

インド人の採用に際しては、このことに是非重きを置いてください。
posted by Katsuhiko Doi at 09:01| Comment(0) | インド・ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする