《 オフショアリング価格は下がっているか? 》
2009/2/9 Computing(英)
私は今、今日マニラで開かれている第9回eサービス・カンファレンス年次総会で講演するためフィリピンにいます。
そのカンファレンスでのオープニングの講演は、エベレスト・グループ創業者のピーター・ベンダー・サミュエル氏でした。彼はさっそくフィリピンについて語りました。「フィリピンは、スキルを持った英語人材がいる点で、インドに次ぐ2番目の国です。この点で、中国やブラジルはかなわないのです。」 しかしながら彼は、フィリピンにおけるビジネスはマニラだけに大きく集中していることに警告も発しました。
ピーターはアウトソーシング市場は現在、概して以下の4つのことに影響を受けていると言います。
1. 特定の場所や特定のサプライヤーの中で過度に集中された企業の存在
2. 発注側のシステムが複雑性を増していること
3. 経済の悪化
4. さや取りの機会の減少
ピーターは経済が購買動向に変化をもたらしていると強調しました。「我々は現在、サプライヤーに価格低下を促し、顧客は迅速なリターンが得られる素早い戦略を求めている、といったデフレ状況に明らかに直面しています。市場は明らかに、今すぐ経費節減をさせてくれることを求めています。」
ピーターが今日マニラで語ったことは、サプライヤーがコスト管理を徹底せず、ただ市場の成長を享受できた時代は終わったと言うことです。まだまだ多くのチャンスはありますが、それにはしっかりと探し、開拓していかなければなりません。
【 今日のキモ 】
最近のアウトソーシング化の流れの中で、インド、中国とともにその存在感を急速に増しているのはフィリピンです。
フィリピンはやはり英語力の点で、かなりのアドバンテージがあります。
またITの面での基礎的な素養も持っているようです。
そうした状況でフィリピンは、日本との関係は薄いのですが、米国からの受託はかなり多いようです。
一方フィリピンは、マニラへの一極集中が進んでいる点で、日本に似ています。
フィリピンは米国企業との競合で、鍛えられてきており、今後一層激しくなると思われるグローバル競争の中で、その存在感を増していきそうです。
インド・ビジネス・サポートのIJC


